浄明寺フードバンク
光の中を歩いている時、
いつもちょっと陰のことを思ってほしい。
陰の中を歩いている時、
光の世界があることを信じてほしい。
あまん きみこ
[同朋新聞2016年4月号より]
浄明寺フードバンクは、秋田県能代市の、浄土真宗 真宗大谷派(本山は東本願寺)のお寺のなかにあります。
家庭に食べきれないものがあったり、まだ食べられるのに捨てられてしまういわゆる食品ロス記事などを見るたびに、「どうにかできないかなあ。」と考えていました。
秋田県は全国2位の食品自給率(180%)ですから、食べ物が豊富なのはわかります。
しかしその反面、栄養失調死も全国1位になったことがあり、豊富なはずの食べ物が生活弱者といわれる方々には行き届いていない現実があります。
食べ物に困っている人を見かけたら、家にある食べ物を差し出そうとする人がまだまだ少なくないと思います。
実際に、食べ物を寄贈してくださる方からのメッセージをいただきますが、温かいお言葉ばかりです。
そんな方々と、今日食べるものがなくて困っている方々とを結ぶ役目をしています。
規模は小さく私にできることは少しですが、できる範囲で続けていきます。